マシン任せの打ち方
- 誰もが一度ならずやったことのある、パチンコ。最近は、女性の方々も多いようです。いわゆる、ハマっている女性たちが、口にタバコを燻らしながら、見るとも見ないとも分からないような眼つきでジャラジャラとやっております。別に悪いことではありません。ストレスの解消には、もってこいかも。
だいぶ前ですが、ぼくは仕事の打ち合わせで東京のある場所で、人と待ち合わせたことがあります。ところが、こちらとしては普段、東京へ出かけることのない人間ですので、待ち合わせの場所へ早く着きすぎてしまったのでした。どうしようかと思っていると、目に飛び込んできたのがパチンコ屋さん。取り合えずと思って、ぼくはそのパチンコ屋さんへと入りました。
千円札を一枚とり出して玉と交換すると、ジャラジャラと打ち始めました。ぼくのパチンコの打ち方は、いたってシンプルです。というか、早い話がマシンにお任せというやつです。ぼくがする操作らしきものといえば、なるべく玉が真ん中辺りにくるようにするだけ。他にどうしようもないというのがぼくの考えです。
そんなことですから、玉は瞬く間に無くなっていきました。時間はまだ充分に在り過ぎるほど。仕方なく、もう一枚、紙幣を取り出し玉を買おうとした時でした。なんと台の真ん中辺りで、まるで翼を広げるかのように、アームのようなものが開いたのです。すると見る見る玉がそのアームに捕えられ、小さな穴ぼこへと吸い込まれていくではありませんか。これはいい案配だとウキウキしていると、受け皿に玉がいっぱいになりました。そして、とうとう受け皿から溢れそうになってきました。
結果的に、なんと小さな箱ですが3つ玉を貯めることができたのです。ぼくのマシン任せの打ち方は、きっと正しかったのでしょうか。それとも、たまたまマシンが良かっただけ・・。その玉を何と交換したかは、ご想像にお任せしますが、ぼくとしては、その味をしめました。
その後、二三カ月して、同じ人物と同じ場所で待ち合わせ、当然、ぼくはそのパチンコ屋さんに足を踏み入れました。その時は、ぼくの財布から千円札が5・6枚消えていっただけでした。これがマシン任せの、ぼくの打ち方であります。
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